青天の霹靂


ブログに書いていいものかどうかちょっと悩んだんだけど、書くことにした。

先日、うちの祖父が亡くなった。しばらく前から入退院を繰り返していて、今回の入院中、急に病状が悪化して帰らぬ人となった。

実は亡くなる一週間ほど前に突然うちの母親(自分の娘)に

「そうしに結婚祝いを贈ってくれ。」

と、言い出したので、母親は祖父の言うとおりに僕に結婚祝いを贈ってくれた。そして「お礼の手紙と家族の写真をなるべく早く返して。じゃーちゃんの容態が余りよくない。」と母親が言ったので、お礼の手紙と写真をすぐに用意して、翌日嫁にお願いして速達で送ってもらった。写真は見やすいようにと2枚ほどはA4サイズに引き伸ばして送ってみた。

その手紙と写真をみた2日後、息を引き取った。前にも「今度の入院は危ない。」と言われてても、回復して退院してたので、訃報の連絡が来たときは驚いた。死ぬ間際にこちらから送った手紙とひ孫の写真(僕の息子)を見ててくれてよかった。本当にギリギリだった。あと、9月に息子と一緒に帰省して直接会わせる事ができていてよかった。

ただ、ひとつ、心残りは、じーちゃんに送る写真を選ぶときに結婚式の衣装を着て嫁と写っている写真を入れていなかった事だ。11月に行う挙式に出てもらうつもりでいたし、逆にその写真を入れてしまうと11月に会えないと思ってわざと入れなかった。
結局、結婚の晴れ姿を見せることはできなかった…。

ドラマや漫画で「自分の体は自分がよくわかる」という台詞を見かけることがあるけど、うちのじーちゃんもわかってたんだな。と、今は思う。

明日(日付的には今日か…)は実家に帰って、葬式に参列してきます。
じーちゃん、今までお疲れ様でした。とりあえず先にそっちで待っててね。
作成日:2006/10/30 02:53:44
トラックバック  ※トラックバックは承認後に表示されます。
TrackbackURL:このページのトラックバックの受付は終了しています。

トラックバックはありません。
コメント
1
あつこ 31Oct2006 10:29PM
うまく言葉は浮かばないけど、ご冥福をお祈りします。

私のばあちゃん(母方の)も何度も入退院を繰り返してて
突然夜中の3時に泣きながら従弟から訃報を聞いた。
お母さんの実家は、東北の宮城で実家までは半日くらいかかるの。
お母さんは1日休みでも宮城へ帰って、病院で寝ずに看病して熊本へ帰ってきたりしてて、みんなであと1日仕事休んできたらと言ってたのに気を使って帰ってきたばかりに最後を看取れなかった。
もっと強く実家に泊まるように言って、飛行機もわざと1日ずらすべきだったといまだに後悔してる。

別れは本当に辛いよね。
ペットの死からも立ち直るのにすごく時間がかかった。
ペットロスっていうのかな

写真はおじいちゃん、うれしかったと思うな。
わざと結婚式用の写真入れなかったそうしくんの優しさも分かってくれてるよ。

ってうまく言えなくてゴメンね
2
ご冥福をお祈りしますえんちょん 1Nov2006 02:42AM
多くは語りません。
心よりご冥福をお祈りします。

そうしのおじいさんもそうしが家族3人で仲良く写っている写真を見る事が出来て、嬉しかったんじゃないかな。

そうしが幸せに暮らしている事がわかって、おじいさんもきっと安心してるよ。

しゃっきと行こうぜ、しゃっきと!
3
そうし 2Nov2006 03:09AM
> あつこ & えんちょんさん

お二人ともありがとうございます。
月曜の朝一で地元に帰って昼からの葬式にギリギリ間に合いました(親族の写真撮影には間に合わなかった…)。
最後にじーちゃんの顔を見れてよかったです。

うちから送ってた写真もちゃんと見てて、病室に飾ってたみたい。しかもテープで固定してたんだけど、粘着力が弱くて時々落ちてたとか。そしてそのたびにナースコールして戻してもらっていたらしいです(看護婦さんにはいい迷惑かもしれないけど…)。

たまに電車の中とかで考えてちょっと悲しくなることもあるけれど、ここでずっと塞いでいても逆にじーちゃんに心配をかけてしまうので、また元気にしていかんとね!
名前:

タイトル:

コメント: