最近何かと話題の聖火リレーについて色々と。

６日に当地で行われた北京五輪の聖火リレーで、妨害行為などによる逮捕者は最終的に３７人だったことが７日、分かった。

逮捕者は３７人＝ロンドン聖火リレー

平和の祭典なオリンピックのはずなのに逮捕者が続出。

リレー・コースは、凱旋(がいせん)門やシャンゼリゼ通りを通る約２８キロ。仏政府は３０００人以上の警察や機動隊員を投入、約２５０人がランナーの前後を警備する厳戒態勢を敷いた。

パリの聖火リレー大混乱、抗議・妨害で途中打ち切り

聖火ランナーの周りに250人も警備の人がいるなんて物々しすぎ。しかも火も消えるし、途中で打ち切りにもなるし散々。

午後１時からの開会式終了後、第１走者が掲げた聖火は出発点近くの倉庫内に持ち込まれ、数十分後、西へ約２．５キロ離れた場所で再び登場。第２走者から予定と全く違う約５キロのコースを走り、ゴールデンゲートブリッジ（金門橋）の手前でゴールした。
～中略～
ルート変更などで深刻な妨害行為を抑えることはできたが、多くの観衆らは待ちぼうけをくらう格好に。

聖火リレー：サンフランシスコ、コース短縮しゴール変更

当日に突然コース変更なんて、聖火ランナーを探せみたいになってる。もはや何のために聖火リレーをやっているのかわからない。
また、同じ記事からの引用。

ＡＰ通信によると、女性走者の１人が隠し持っていた小さなチベットの旗を取り出し、リレーから外される場面もあった。

聖火リレー：サンフランシスコ、コース短縮しゴール変更

聖火ランナーですらこんな感じです。もう聖火リレーボロボロです。
一方日本は。

北京五輪の聖火リレーへの妨害行動が続くなか、国内唯一の開催地となっている長野市の実行委員会は１０日、リレー当日の２６日、境内で出発・点火式が行われる善光寺（国宝）への一般客立ち入りを規制する方向で検討を始めた。

＜聖火リレー＞善光寺の一般客規制へ　著名人コース当日発表

締め出し作戦。ルートの変更予定はないとしてるが、サンフランシスコの例もあるので鵜呑みにできない気がする。
そして日本でも色々と抗議を予定している人たちがいるみたい。聖火が国を渡るたびに、その国々が抗議のハードルを上げてきているので、日本ではいったいどうなってしまうのか気になるところです。ただ、暴徒に発展するような抗議だったらちょっといやだなと。
というわけで個人的には抗議するなら「聖火リレー超ボイコット」とかやってくれるといいなと思います。聖火リレーが始まっても回りにいるのは関係者のみ。道を走っても誰もいない。まさに見えない抗議。
欠点としては聖火リレーを純粋に応援に来る人もいるので、完全に閑古鳥になることはないのと、ボイコットする人と抗議に来る人が半々になってしまったら、「日本では大きな混乱もなく無事に聖火リレーは終了した。」となってしまう諸刃の剣。素人にはお勧めできない。
抗議するにしろ、日本に来ていたダライ・ラマ氏も「暴力行為を行うべきでない」と言ってるし、そこだけは守って抗議して欲しい。

最後に中国の記事の日本語訳を紹介。

フランスの人々による情熱のこもった歓迎の下、パリでの聖火リレーは無事に達成された。チベット独立勢力の下劣な行為は、フランスの民衆や走者たちから猛烈な非難を受けている。

北京五輪：聖火リレーを妨害する『チベット独立分子』の行為

何この他の記事との温度差。

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