(続)Lifebook TH40/D高速化作戦
昨日のブログにも書いたとおり、手持ちのLifebook TH40/Dの高速化のためにハードディスクをSSDに変更する作業を決行したよ。SSDの交換作業に関してはこちらのページを全力で参考にさせてもらいました。
[たあのメモ]FMV-LIFEBOOK TH40/D を分解してみる その2 SSDへ換装完了
正直上記のサイトを見てもらえばSSDに交換できます。なので別にまた改めてこっちで書く必要もないんじゃないかなーって思ったり、思わなかったり。まぁこちらはちょっとした補足的なものと見てもらえれば。ただ、上記サイトの頃は大きな違いが一つあります。当時はCDブートできなくて色々面倒ではあったんですが、いつだったかファームのアップデートがあってCDブートできるようになりました。なのでLinuxで起動させてディスクイメージ抜いて、SSDに落とす作業が不要になりました。この違いはSSD交換の敷居をぐっと下げちゃうね!
僕のほうで使ったSSDはサムソンのよくわからないやつです。ここ2ヶ月ほど某オークションサイトに張り付いていたら、12月頃から1.8インチ128GBのSSDが特定人物より大量投下されたので、そのタイミングでゲット。12月上旬の相場は2万近い価格だったんですが、次々投下されるので段々と値が下がり12月末頃に13000円で落とせました(まぁその後もっと値が下がっているのですが…orz)。公式サイトの製品紹介ページがあればいいかなと思ったけど、見つけられなかったので別のページ。
[Impress Watch]1.8インチSSDにも200MB/sクラスが登場
ここの紹介文だけ見れば性能はよさそう。プチフリとかそのあたりは知らないのでこれから遭遇するかもね…。
とりあえずファームを最新にしよう。そうしないとCDブートできないので。
[AzbyClub サポート]LIFEBOOK TH40/D 用 BIOS 書換データ
あとはUSB接続のDVD-ROMドライブを用意。最近だと3000円くらいで買える…と思う。
SSDに交換した後、リカバリディスクを使って復元を行います。場合によってはここでディスクのイメージまで取得して別USBストレージに退避しておけば、綺麗に今の環境が復元できると思う。今回はOSも綺麗にしようと思ったのでリカバリディスクのみ作成。リカバリディスクの作り方はTH40買ったときに付属してる説明書に書いてます。ちなみにDVDだと全部で4枚必要です。
ここから実際にSSDへ交換作業を行います。
黄色い丸のネジを外します。真ん中下段のネジだけちょっと短いので覚えておこう。外すときすごく簡単に回ったんだけど、そんなもんなのかなぁ。
表側のネジは5箇所。上部真ん中2つはシールでネジ穴が隠れてます。真ん中下段のネジは外しちゃったけど、もしかしたら外さなくてもよかった…かもしれない(未確認)。あと、真ん中のふたは黄色い矢印のところ付近に小さいマイナスドライバーをぶっこんでひねったら簡単に外れた。
フロントのキーボードを外したところ。 黄色い四角部分のリボンケーブルを外すのにはちょっとコツがいる。詳しくは下の画像参照。
わかりやすいように既にリボンケーブルを外してます。幅の広いリボンケーブルは黒い部分を下矢印のように引っ張ることができます。引っ張ると黒い部分が少し浮くので、そのままケーブルを引き抜きます。細いケーブルは黒い部分を下に引っ張る必要がなく、上にパカって開きます。パカって開いたらケーブルを引き抜きます。同様に上の方にあるUSBのケーブルも上にパカってやって外す事ができます。
USBケーブルを外せば、HDDの取り外しは簡単です。特に固定されていないので、そのまま引き抜けばOKです。上記写真はHDDを引き抜いた状態。
そしてSSDを刺した状態。あとは解体と逆の手順で元に戻していきましょう。リボンケーブルを刺すのは細かい作業になるので僕はピンセットを使ったりしました(ラジオペンチどこにやったんだろう…)。
元に戻したら電源を入れて起動時に「F2キー」を押してBIOS設定画面を開き、SSDを認識していればまずはOKです。そういえばBIOS画面のキャプチャ忘れてた…(まぁいいや)。
SSDには何のデータも入っていないので、リカバリディスクを使って初期状態にしましょう。やり方はTH40を購入したときに付属しているマニュアルに書いてます。初期状態にできたら、そこからまたOSをインストールするところから始まるので、セットアップを続けて使える状態にまで持って行きます。人によってはここから更にイメージのリストアでHDDの頃の環境をそのまま持ってきてもいいと思います(僕はやってないですが)。
前回の高速化作戦の一部と新たにいくつかの設定を行いました。
ノートンもウィルスバスターも捨て去って、またESETを再セットアップ。いつの間にかV5がリリースされていたので、V5にした。とりあえず今のところ問題はなさそう。
Opera入れました。でもChromeのいいかもしれない。いや、Opera最強伝説。
もう使ってないので、今回も別にいらないよね。もう意図して使うよりも誤動作で発動するほうが多いと思うし。
これは前回とちょっと変えました。チェックを外したのはコレだけ。
・ウィンドウの下に影を表示する
・ウィンドウを最大化や最小化するときにアニメーションで表示する
・タスク バーとスタート メニューでアニメーションを表示する
・タスクバーの縮小版のプレビューを保存する
・デスクトップのアイコン名に影を付ける
・ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
・ヒントをフェードまたはスライドで表示する
・マウス ポインターの下に影を表示する
・メニューをフェードまたはスライドして表示する
・メニュー項目をクリック後にフェードアウトする
・半透明の[選択]ツールを表示する
今回は「デスクトップ コンポジションを有効にする」をそのまま有効にしてみた。「Aeroが有効のほうが早いときもある」って話もあるみたいなので…。
これは今回は取りやめ。HDがSSDになったので、コレをする意味はもうないだろうと。
以上が前回の高速化作戦でやった事。以下は今回初めて実施した設定と、実は前回のブログには載せてなかったけど設定してましたすいません…の設定。
メモリが潤沢なら有効にしててもよさそうですが、Win7なのにメモリが1GBという思い切った実装をしているTH40には枷にしかならない気がするので向こうにした。詳しくは以下のサイトを参照。
[Windows7の高速化&安定化Tips]プリフェッチ、Windows SuperFetch、Windows ReadyBoostの停止
コンパネの電源オプションにある「電源プランの選択」がデフォルトで「省電力」になっているので、「高パフォーマンス」にします。バッテリー残量なんて知ったことではないという、電池のもちを犠牲にした設定です。「動作が重くて、バッテリーの持ちがそこそこ」「動作がそこそこで、バッテリーの持ちが短い」のどちらをとるかということですね。僕は後者にしました。
HDDの頃に比べるとOSの起動とかは格段に早いですね。あと実際の操作はどうかというと、エクスプローラ周りの処理はだいぶサクサク動くようになってます。前はエクスプローラで移動するだけでもたついてましたし。後はこれから使ってみてどうかなーって所です。CPU自体の性能は低いし、メモリも1GBなのでそこまで大きな期待はできないとは思いますが、少なくとも前よりかは使いやすくなっている…はず。
そうだ一応、Windowsエクスペリエンスインデックスを実行したのでその結果を載せておきます。
プロセッサ | 2.0 |
メモリ(RAM) | 4.1 |
グラフィックス | 2.9 |
ゲーム用グラフィックス | 3.0 |
プライマリハードディスク | 5.9 |
…まぁ…やっぱ続くボトルネックはCPUですよねw
余談ですが、Win7がどうしても重くてダメな場合にUbuntuにしようかなーって思って、試しにCDブートさせてUbuntu(11.10)を動かそうと思ったのですが、多分Xが立ち上がるタイミングで画面が真っ暗になります。なんかグラフィックスドライバ周りがダメなんでしょうか。
次にUSB起動版を用意して確認してみようと思って、Alternate版のUbuntuをTH40にセットしてUSBメモリにUbuntuをインストールしたのですが、時間がかかった上に失敗したので心が折れて続きをやってません…。